まいぷれ五・七・五
2023年11月の「無人駅句会」は10名が参加しました。今回は東氏が選句した10句の俳句をご紹介いたします。

(撮影:和夫)
霜は、晴れた寒い夜、空気中の水蒸気が冷やされてできる放射冷却現象で、霜の降る日は寒いと云われる所以である。そんな日には何か温かいものを食べたいと思う。つみれ汁を思い立ったのだ。先ず、つみれの核となる魚をすり身にする。そのとき隙間風がすうっと入ってきて、魚の匂いと且つ潮の匂いが鼻を掠(かす)めていったのだ。季語「霜」(冬)。
落葉樹に限るが、木の葉の芽吹いてから落葉するまでの変様には時の移ろいを感じる。
息子にしても、幼少期の頃の父の背中は生活の基本であった。だが、自我が芽生え大人へ向かうに従い、父との人生観の違いを感じるようになるのだ。季語「木の葉」(冬)。
冬の日は短い、あっという間に日が暮れる。何処か会いたいという気持ちも逸(はや)る。況(ま)してや悪天候なら尚更だ。冬の寒さの中、会いたいという一途さはドラマチックである。ああ何という逢瀬か、愛は普遍なり。季語「冬の日」(冬)。
谷村新司は2023年10月8日に逝った。74歳、紅葉の只中である。あの歌声は万人に響いた。特に『昴』は圧巻であった。昴はプレアデス星団で、かの清少納言も『枕草子』の中で「星はすばる・・・」と述べている。僕はアリス時代から好きで、LPレコードも持っている。しかし残念。この追悼句は有難い。合掌。季語「錦秋」(秋)。
野山の色づく頃、四国遍路をよく見かける。中でも歩き遍路には心打たれる。強い決意なんだろうなと思ってしまう。お接待所では知らぬ同志の遍路さん達がひと時の会話である。会話の後は、先に立つ人後で立つ人、此処に宿取る人さまざまである。季語「秋遍路」(秋)。
この句、何ともファンタスティックである。この落葉は一つの流れ星に違いない。夜空を見上げた時、一筋の光が流れるのを見たのだろう。作者はこの星を幸運の落葉として心に仕舞っているのだ。天の川の『七夕伝説』に、新たに『落葉伝説』が加わった。季語として「天の川」は秋、「落葉」は冬だが、句意から「落葉」が強いようだ。季語「落葉」(冬)。
冬の川には、他の季節にはない人間の内面を凝縮した感慨がある。涸れ川とまでは謂わないが、水の嵩(かさ)はない。放置自転車は、嘗て泥水を被ったままで、今はその泥水も乾いて冬川にぽつねんと在るのみ。季語「冬の川」(冬)。
この頃の地球規模での山火事の多発は、究極の要因は人為的だろう。そう、地球温暖化だ。薄っすらと明けかけた空に、山火事鎮火に向かう数機のヘリコプターの音が明けの静けさを破る。生活の音はまだ眠ったまま、空には残月が掛かるのみだ。季語「朝月夜」(秋)。
初冬の頃、白い綿くずが空中を浮遊しているように見える事がある。これが綿虫。大綿とか雪蛍とかの呼び名もある。この幼虫が葉の裏に寄生すると、葉が反って丸まったりする。この句はそんな様子をピザのサラミの反りに思い至ったのかも。季語「綿虫」(冬)。
友人を病室に見舞ったとき、病気を気遣ってか一瞬会話が途切れた。その間を置いて出て来た言葉が冬の虹だ。お互いにその虹を見ていたのだ。淡い冬の虹である。その虹に、お互いの心はほっと癒されていたのだ。冬の静かな午後である。季語「冬の虹」(冬)。
(東英幸 記)
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