まいぷれ五・七・五
2024年1月の「無人駅句会」は10名が参加しました。今回は東氏が選句した10句の俳句をご紹介いたします。

(撮影:和夫)
三日ほど寒さが続けばその後四日ほど暖かさが続く三寒四温と謂う成語(季語)があるが、作者は三寒に照準を充てた。春の足音が忍び寄る中、ぶり返す寒さに作者は戸惑っている。見上げた淡く白い昼の月に一抹の寂しさを、ぽつねんと感じ取っているのではないか。「昼の月」は秋の季語だが、「三寒」の方が比重が大きい。且つ常々思うに、「昼の月」の季語性は弱いのではないかと。季語「三寒」(冬)。
木枯しは、初冬に吹く強い風のこと。その風に木々の枯葉も丸ごと吹き飛ばされて、なお且つその風に抗(あらが)いながら、うどん屋の角まで運ばれてきたのだ。風は枯葉などお構いなしに、角を曲がって走りさってしまった。季語「木枯し」(冬)。
近頃は女子ラグビーもあるらしいが、やはり屈強な男たちのスポーツである事は間違いない。タックルといい、スクラムといい正に格闘技である。中でも、スクラムのがっぷり四つに組んだ押し合いは見応えがある。季語「ラグビー」(冬)。
蝶の舞い上がった雄姿には爽快感があるが、それを冬の蝶に求めるのは無理である。冬の蝶は生きる事に必死である。気力はあっても舞い上がる力がないのだ。凍て蝶の体なのだ。作者はそれを「忘れて」と表現したが、生きて元気を取り戻して再び雄姿をとの蝶へのエールだったのだろう。季語「冬の蝶」(冬)。
鍋焼は、大概は鍋焼うどんだ。時代を感じさせるアルミ鍋が懐かしい。その古くからある鍋焼屋の壁に、往年のグループサウンズ「タイガース」のボーカル「沢田研二」のサイン入りの色紙が掛かってあったのだ。褪せた色紙が時代を感じさせる。季語「鍋焼」(冬)。
野良猫に大晦日が如何(どう)の斯(こ)うのと謂っても仕方がなが、日本人は年の瀬の慌ただしさの中、年用意の「おせち」にも余念が無い。野良猫は「おせち」の下拵(したごしら)えの食物の匂いに敏感だ。そのお零(こぼ)れに預かろうと虎視眈々(こしたんたん)である。季語「大晦日」(冬)。
「晦日」は季語ではありませんが、句から「大晦日」の雰囲気は出ています。大晦日の慌ただしい年用意も整い、ゆったりと湯につかりながら一年の幸を振り返っているのです。静かに漂う除夜の空気感を思う。季語「なし」(無季の句になりますが何の支障もありません)。
山陰本線は京都から福知山・鳥取・松江・を経て下関に至る、とある。結構な距離である。京都府も日本海に連なるが、総じて山陰は雪が多い。時間にゆとりのある旅なのだろうか、しみじみと人生を噛みしめての旅を思う。空は雪雲に覆われてきた。季語「雪催い」(冬)。
寒卵は栄養価が高く保存値も高い。そして殻も普通以上に堅く心して割らないといけない。この爺様、寒卵に負けず劣らず頑固そうで自分の意思を容易(たやす)くは曲げないのだろう。周りは困った様子だが、爺様は気骨溢れる御仁(ごじん)、許せ。季語「寒卵」(冬)。
凍蝶(いてちょう)は飛ぼうとする意志はあるが飛べないのだ。必死に石にしがみつき、傷んだ翅(はね)を畳んで無心に祈りを捧げるばかりである。そこは時間の止まった異空間、凍蝶は幻の化石となってしまった。季語「凍蝶」(冬)。
(東英幸 記)
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松山市ホームページ『俳都松山俳句ポスト』を参考にいたしました。
俳句ポストは、昭和41年に子規・漱石・極堂生誕百年祭の記念事業の一つとして観光俳句を募集し、好評を得ました。
そこで、昭和43年5月に松山城長者平へ第1号の俳句ポストを設置し、第2号を同年9月に子規堂、昭和44年4月には道後温泉本館へと、年々俳句ポストを増やし、現在は主要観光地や道後温泉のホテル・旅館、路面電車や四国八十八箇所霊場のお寺など、80か所以上に設置しています。
平成22年からは、小説『坂の上の雲』ゆかりの県外の都市にも10か所以上設置しています。
また、平成24年4月から、海外第1号として欧州連合(EU)の首都ブリュッセルに、平成31年1月からは、台湾・台北市にも設置し、俳句文化の魅力をPRしています。
平成30年度に50周年を迎え、俳句ポストの名称を「俳都松山俳句ポスト」に変更したほか、選句の回数を四季に合わせて3か月に1回になりました。松山の俳句文化を春夏秋冬お楽しみいただけます。
お気軽に投句してください。
俳都松山俳句ポスト 市内設置場所⇒令和5年9月現在、87か所です。
※3ヶ月に1度開函され、松山の著名俳人により選出された句は、松山市ホームページ、愛媛新聞紙上、ポスター掲示により、発表されています。
一般社団法人終活サポート協会は、人生をよりよく生きるための『終活』をサポートするため、終活相談やオリジナルエンディングノート「ありがとうのことづて帖」の発行、終活セミナーなどの活動を行っています。
年3回発行中の機関誌『終活のススメ』では、終活について詠む「終活俳句」を掲載しています!
詳しい情報はコチラ→ 想いをつなぐ『終活俳句』募集
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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