こんにちは。コーヒー・ボーイです。涼しくなってきましたね。
過去の記事に目をやると、たった1ヶ月でも季節が巡っているのを感じます。

伊予市ガイド vol.66【店舗のない珈琲屋】Coffee Reverbが出来るまで【前編】
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https://matsuyama.mypl.net/article/iyo-perfectguide_matsuyama/54815

↑今号の前編となっておりますので、まだの方はお読みいただけるとより楽しめます！
「愛媛の話が全く出てこないじゃないか！」と自分にツッコミながら執筆しました。

今回は予告通り「愛媛で出逢った救世主」のお話です。
東京で燃え尽き灰となった僕は、風に吹かれて愛媛までやって来ました。

コーヒー関係の仕事をまず探しましたが、流行り病の影響で飲食店はどこも求人無し。
一度はコーヒーとは関係ないバイトで生計を立てますが「愛媛の皆に美味しいコーヒーを届けるためにやって来たのに、俺は何をやっているのだ…」という思いが募っていきます。

そんな中、ラジオでとあるコーヒーマンがお話しているのをたまたま聞きました。
「コーヒーのことで悩んだらうちにおいで」と言っていたのが印象的で、頼もしく優しい人柄が伝わってきました。

早速お店に伺うと、そのコーヒーマンは温かく迎え入れてくれました。そして僕の身の上話を聞いてくれて「そしたらうちで焙煎の見学でもして行きなよ！」と温かい言葉をかけてくれたのです。これが師匠との出逢いです。

バイトを辞め、正式に師匠のお世話になることに。なんと初日から焙煎機に触らせていただくことが出来ました。東京の会社では10年近く働いても触らせてもらえない人が沢山いたのに…
はっきり言って天国のようでした。

焙煎が楽しくて楽しくて、ひたすら焼きまくりました。
過去にそこで修行された先輩と同じように、僕も1年くらい頑張ったら自分の店を持とうかな、なんて考えていました。

修行が始まり1週間が経とうとしていた頃、唐突に師匠から「おめでとう」と声をかけられました。？マークが浮かぶ僕。今度は「卒業おめでとう」と言われました。
「もう十分焼けるようになったけん、後は好きに焼いて自分で売ったらええわい。独学で基礎がしっかりしとったけん、早かったな！」1年計画が1週間で終わってしまった瞬間でした。

そこから1ヶ月間、開店の準備を進めました。当時住んでいた松山のアパートには業務用焙煎機は置けません。そこで白羽の矢が立ったのが、この佐礼谷ハウスなのです。

伊予市ガイド vol.40【家賃1万円ドリームハウス】空き家が出たよ
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https://matsuyama.mypl.net/article/iyo-perfectguide_matsuyama/46741

田舎の古民家というのはまったく想定していませんでしたが、ここなら焙煎機置けますし、いずれ家族が出来たときも生活・仕事するのに十分すぎる広さです。↑記事でバレてるので言いますけど家賃も1万円です。

色々と不安はありましたが結局ワクワクが勝ったのと、内見時に家を案内してくれた大家さんの人柄で即決しました。結局は人で決める男・コーヒーボーイです。

今はまだ師匠のお店で焙煎機を借りていますが、ようやく自前の焙煎機が佐礼谷にやってこようとしています。次回の記事が出ることには届いているはずです。

お店をオープンして半年強、今では日本中から沢山のご注文をいただけるようになりました。県内外から毎日のように「こんなに美味しいコーヒーは飲んだことがない」とご感想もいただきます。

ほぼ異国の地から右も左もわからぬやって来て、そしてここまで来れたのは松山の師匠・佐礼谷の大家さんを始め、沢山の方々が支えてくれたからです。皆さんに美味しいコーヒー飲んでもらうため、これからもガンガンいきますよ！！！

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