まいぷれ五・七・五
2024年6月の「無人駅句会」は 10名が参加しました。今回は東氏が選句した 10句の俳句をご紹介いたします。

(撮影:和夫)

(撮影:和夫)
仔猫の頃から一家で可愛がっていた猫なのだろう。今では家族にとってかけがえのない一員である。そんな愛しい猫と別れるのは辛いのだ。と想像したが、「おいてゆく」が気になった。推察するに、個人的に非常に可愛がっていた猫で新居に連れて行きたかったのだが、規約で猫が飼えなかったのかもしれない。だがどちらにしろ、家族も愛猫もジューンブライドとして快く送り出してくれたのだ。季語「六月」(夏)。
少し前まで街中に有った本屋さんは、郊外への移転を強(し)いられている。車社会の反映である。しかしその移転先も撤退を余儀なくされている。追い打ちをかけたのは紙媒体の衰退である。スマホによる各世代での活字離れだ。踏ん張っていた本屋もとうとう更地になってしまった。そこには雑草が蔓延(はびこ)っている。その中に春紫苑(ハルジオン)が咲いていた。野菊のような白い可憐な花である。何故かこの花は、蕾の時は下を向いているのだ。更地になった事を申し訳なく思っているかのように。季語「春紫苑」(春)。
古代から、生きる基本は農耕にあり、其のまた基本は「いも」にあると思う。戦中戦後、国民は芋に助けられた。日々お腹を満たせるという事は幸(さち)なのである。其処には精神的な豊かさがあり、平穏な暮しに繋がるのだ。季語「芋植う」(春)。
サルビアは花期の長い花だ。じりじりとした夏を過ぎて秋頃まで咲いている。また花の色も多く、色ごとに花言葉があるようだが、知恵・尊敬がよく謂われ、英名セージSageは賢人の意味を持つ。そのサルビアを握りしめ、賢人としての恥辱に怒り心頭したのだろうか。季語「サルビア」(夏)。
青葉の茂る頃、長雨が続いた後の大気が冷やされ、ちょっとしたひんやり感を味わえる(このような現象は昨今の異常気象下では味わうべくもない)。そんな夏の清涼感溢れる中、肉じゃがを料理しているのだ。煮込まれていくジャガイモのほくほく感が夏のひと時を癒す。季語「青葉冷え」(夏)。
断捨離は難しい。思い出とか愛着があって優柔不断である。さて衣更の季節である、それが体系も変わってきた今の夫婦の断捨離を後押ししてくれたのだ。断捨離は、躊躇せず思い切る事に尽きる。季語「衣更」(夏)。
道沿いの簡易販売所か町の八百屋さんか、甘夏柑の前に張り紙である、「そろそろ終わり」と、手書きの文字に心が和む。やはりここは町の八百屋さんか。昔からある、近隣住民の御用達の店なのだろう。季語「甘夏柑」(夏)。
栴檀は高木で花は薄紫で小さく密集していて、遠くからは霞んで見える。匂いはあまり気にした事はないが、甘いバニラの香りがするらしい。暫くその木の下に居ると甘美な匂いに浸れるのかもしれない。季語「栴檀の花」(夏)。
古墳は日本最大の仁徳天皇陵前方後円墳が有名だが、今ではどの古墳も森の様相を呈していて、近くで見れば丘と見紛(みまが)う。地方豪族の小さな古墳群も新緑に覆われて瑞々しい限りだ。季語「新緑」(夏)。
耳菜草は雑草であるオランダミミナグサの事。昔、オランダとの交易で、種が船荷にくっ付いてきた外来種だ。今や日本全土をを席巻しているが、先ず港の倉庫辺りに蔓延った。そして、出航の銅鑼とか汽笛の音は代々耳にしてきていた筈だ。季語「耳菜草」(春)。
(東英幸 記)
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以下の情報は松山市ホームページ『俳都松山俳句ポスト』を参考にいたしました。
俳句ポストは、昭和41年に子規・漱石・極堂生誕百年祭の記念事業の一つとして観光俳句を募集し、好評を得ました。
そこで、昭和43年5月に松山城長者平へ第1号の俳句ポストを設置し、第2号を同年9月に子規堂、昭和44年4月には道後温泉本館へと、年々俳句ポストを増やし、現在は主要観光地や道後温泉のホテル・旅館、路面電車や四国八十八箇所霊場のお寺など、80か所以上に設置しています。
平成22年からは、小説『坂の上の雲』ゆかりの県外の都市にも10か所以上設置しています。
また、平成24年4月から、海外第1号として欧州連合(EU)の首都ブリュッセルに、平成31年1月からは、台湾・台北市にも設置し、俳句文化の魅力をPRしています。
平成30年度に50周年を迎え、俳句ポストの名称を「俳都松山俳句ポスト」に変更したほか、選句の回数を四季に合わせて3か月に1回になりました。松山の俳句文化を春夏秋冬お楽しみいただけます。
お気軽に投句してください。
俳都松山俳句ポスト 市内設置場所⇒令和5年9月現在、87か所です。
※3ヶ月に1度開函され、松山の著名俳人により選出された句は、松山市ホームページ、愛媛新聞紙上、ポスター掲示により、発表されています。
一般社団法人終活サポート協会は、人生をよりよく生きるための『終活』をサポートするため、終活相談やオリジナルエンディングノート「ありがとうのことづて帖」の発行、終活セミナーなどの活動を行っています。
年3回発行中の機関誌『終活のススメ』では、終活について詠む「終活俳句」を掲載しています!
詳しい情報はコチラ→ 想いをつなぐ『終活俳句』募集
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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