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まいぷれ編集部が行く!【松山・伊予・東温・松前・砥部】

さくら色の可憐な花 愛媛生まれの『さくらひめ』


青色系ではない淡い桜色の花、デルフィニウム「さくらひめ」とは・・・

さくらひめは愛媛県農林水産研究所が9年の歳月をかけて開発し、育成した花で、2015年2月18日に品種登録(登録番号第23846号)されたデルフィニウムの新品種です。その翌年には学識経験者や業界関係者が審査員をつとめる新花コンテストや、一般来場者等が投票する日本フラワー&ガーデン賞でグランプリ等三冠を獲得し、花の栽培農家の間で注目を集めています。

デルフィニウムの花色は青色系が一般的であり、さくらひめの花色はピンク色です。

ピンク色のデルフィニウムは市場でも目新しく、淡いピンクで可憐な花は桜の花を思わせます。

デルフィニウムでは珍しい「さくら色」と愛媛の「ひめ」から「さくらひめ」と名づけられました。

さくらひめの花言葉

さくらひめの花言葉は、「可憐な乙女」「君に微笑む(愛顔)」「希望」です。

「君に微笑む、愛顔」の『愛顔』は愛媛の愛からもじり、『えがお』と読みます。まさに愛媛生まれの「さくらひめ」ですね!


さくらひめの特徴

さくらひめは草丈が長く、大型であり、茎は硬いので倒れにくくて花持ちが良いことに加えて従来品種よりも花数が多く、ボリュームがあり、華やかです。香りがあり、さくらの花に似ていることが特徴です。

キンポウゲ科デルフィニウム属の耐寒性宿根草のデルフィニウムは長い穂先が華やかなエラータム系とスプレイ状に花を咲かせるシネンシス系、さらに両者の中間的なタイプであるベラドンナ系が代表的です。さくらひめはシネンシス系です。

記念日をさくらひめで演出(^_-)-☆

さくらひめの出荷は12月下旬から6月頃までです。

バレンタインデー、ホワイトデー、卒業、入学、母の日など、記念日に様々な演出方法で、さくらひめを使って可憐に、美しく飾ってみませんか。主に切り花や鉢植えで販売されています。ブーケ、ハーバリウム、ボタニカルキャンドルに加工されたものも販売されているようです。さくらひめの花束は可憐で可愛くて贈られると絶対『愛顔』えがおになりますね!


さくらひめが見たい!購入したい!

現在は40軒ほどの農家が栽培しており、県下の産直市やフラワーショップで切り花の購入が可能です。松山市内のお花屋さんでは1本200円ほどで売られています。

また実証展示や試験栽培を行う東温市の「花き研究指導室」では、植え付けから開花までを無料公開していて、さくらひめの温室があります。200平米の温室が薄ピンク色に染まります。

 

さくらひめ 受賞歴

・2014年「日本フラワー&ガーデン賞」一般来場者人気投票 第1位・グランプリ受賞

・2014年「日本フラワー&ガーデン賞」ジャパンデザイン特別賞

・2018年「台中フローラ世界博覧会」国際室内花きコンテスト 切り花部門第1位・金賞

 

2016年1月にはANAのCAさんの胸元に「さくらひめ」をコサージュにし、お客様をお出迎え。

愛媛県の広報活動にも活躍しています。

 

 

さくらひめ観光客にPR

愛媛県で開発されたデルフィニウム「さくらひめ」を多くの人に知ってもらおうと、東温市の生産者が4月26日、松山市道後湯之町の道後温泉別館「飛鳥乃湯泉」にさくらひめ20本を贈った。ゴールデンウィーク中、館内に飾られ、県内外の観光客にPR!

さくらひめの生産振興から販路拡大一体的に取り組む県が生産者の協力を得て実施されたもの。

贈られたさくらひめの花束は飛鳥乃湯泉、2階大広間と1階エントランスに展示。

生産者の方から「優しいピンク色の花で全国の人の心を癒してほしい。さくらひめの花言葉は『希望』で令和の時代に希望を持って進むことにつながってほしい。」とのメッセージが伝えられました。

 

さくらひめを見に行きました!

2019年5月12日 まいぷれ編集部スタッフが東温市の『花き研究指導室』の温室に咲いている「さくらひめ」を見に行ってきました!

「さくらひめ」はいくつかの温室で育てられていて、たくさんのさくらひめを見ることができました。

淡いさくら色の花びらの先に、小さな黄緑色の点がついていて愛らしく、可憐な花で、温室にはきれいに植えられたさくらひめが、満開でした。

テレビで見た飛鳥乃湯泉に飾られていたように花束にすると淡いさくら色の花たちが愛らしくてボリューム感もあり、花束にしてプレゼントすると絶対喜ばれること間違いないと思いました。原種の藍色(青系)のデルフィニウムと一緒になっている温室もあり、さくら色のさくらひめと見比べることもできて、お得な感じがしました。

花の手入れをされている作業員の方もたくさんいらっしゃいました。6月上旬頃まで、見ることができるそうですよ。自宅の庭で育てるのはやはり難しいらしくて、だからこそこの『花き研究指導室』では圧巻なさくらひめを見ることができるのだなと納得しました。

とても良い天気で、たくさんのお花たちが植えられていて、花の良い香りが漂った構内を散歩して、可憐なさくらひめを目にして、収穫いっぱいの一日でした。