ペット情報まとめ(松山・伊予・東温・松前・砥部)
災害時、大切なペットを守るためにどうすればいい!?
東日本大震災を受け、大規模災害発生時にペット対策の必要性が再認識され、災害発生時等のペット対策に関する体制整備が求められていることから、愛媛県においても、災害発生時の動物救護活動を示した標記ガイドラインが策定されました。災害時に備えて、日頃から動物に関する正しい知識を習得し、ペットの健康管理や所有者明示など、適正な飼養をすることが必要です。
※愛媛県ホームページ参考 愛媛県災害時動物救護活動ガイドライン(PDF:288KB)
愛媛県災害時動物救護活動ガイドラインにより飼い主の皆さんが知っておくべき事柄を取り上げました。
※環境省ホームページ「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」についても参考にしました。
飼い主及び動物救護活動従事者の安全確保を前提に、飼い主とペットの同行避難を行うことを想定して飼い主の方に向けて啓発を行っています。
災害が起こった時に、最初にするべきことは飼い主自身と家族の安全確保ですが、ペットの安全確保についても、十分に備えておくことがとても重要です!
被災時に、まずは飼い主が無事であることが重要。日頃から家具の固定や転倒防止のほか住宅の耐震強度の確認などの対策をとっておく。
家族間の連絡方法、集合場所を決めた上で、飼っている動物をどう守り、避難させるか。飼い主が留守中の災害時の対処方法などを決めておく。
普段から近隣の方々と良好な関係を築けるように、飼養マナーに気を配るとともに、お互いが助け合えるように、近隣や飼い主仲間と防災について話し合っておく。また、緊急時に動物を預かってくれる方や場所を確保しておく。
住んでいる地域の防災計画を確認し、実際に家族で動物を連れて避難場所まで行く訓練をして、所要時間や危険な場所等をあらかじめチェックしておく。
動物と離ればなれになることを想定し、すぐに飼い主がわかるように、普段から迷子札やマイクロチップを装着しておく。動物の種類に応じて、足環、耳標のほか、犬の場合は鑑札と狂犬病予防注射済票を装着する。
※環境省「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」マイクロチップより参考
予防接種やノミなどの駆除をしっかり行っておく。避難所で迷惑にならないように、むやみに吠えない、キャリーバッグやケージに慣らしておく、他人に友好的に接することができるなどのしつけを普段からしておく。さらに、不必要な繁殖の防止のため、不妊去勢手術を実施しておく。このことにより性的ストレスの軽減、感染症の防止、無駄吠え等の問題行動の抑制などの効果も期待できる。
◎災害に備えたしつけと健康管理
【犬の場合】
●「待て」「おいで」「お座り」「伏せ」などの基本的なしつけを行う。
●ケージ等の中に入ることを嫌がらないように、日頃から慣らしておく。
● 不必要に吠えないしつけを行う。
● 人やほかの動物を怖がったり攻撃的にならない。
● 決められた場所で排泄ができる。
● 狂犬病予防接種などの各種ワクチン接種を行う。
● 犬フィラリア症など寄生虫の予防、駆除を行う。
● 不妊・去勢手術を行う。
【猫の場合】
● ケージやキャリーバッグに入ることを嫌がらないように、日頃から慣らしておく。
● 人やほかの動物を怖がらない。
● 決められた場所で排泄ができる。
● 各種ワクチン接種を行う。
● 寄生虫の予防、駆除を行う。
● 不妊・去勢手術を行う。
ライフラインの寸断、緊急避難に備え、必要な物資を備蓄しておく。餌や水は少なくとも5日分(できれば7日分以上)備蓄しておく。
【用意しておきたいペットの防災用品】
※環境省「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」愛犬のための防災用品より参考
愛犬のための防災用品(ペット用の備蓄品と持ち出す際の優先順位の例)をリストアップします。
◎優先順位1 常備品と飼い主やペットの情報
● 療法食、薬
● フード、水(少なくとも5日分[できれば 7 日分以上が望ましい])
● 予備の首輪、リード(伸びないもの)
● 食器
● ガムテープ(ケージの補修など多用途に使用可能)
● 飼い主の連絡先とペットに関する飼い主以外の緊急連絡先・預かり 先などの情報
● ペットの写真(携帯電話に画像を保存することも有効)
● ワクチン接種状況、既往症、健康状態、かかりつけの動物病院など の情報
◎優先順位2 ペット用品
● ペットシーツ
● 排泄物の処理用具
●トイレ用品(猫の場合は使い慣れたトイレ砂)
● タオル、ブラシ
● おもちゃ
● 洗濯ネット(猫の場合)など
ペットを災害から守れるのは飼い主だけです!災害発生時に備えて、日頃から動物に関する正しい知識を習得し、ペットの健康管理や所有者明示など、適正な飼養を心がけましょう!
災害が起こった場合、避難所で迷惑にならないように、むやみに吠えない等、日頃から「しつけ」をすることも大事です!困ったときにはこちらを参考にしてください。
ペットを守れるのは飼い主さんだけです!災害が起きた時、とにかく元気で家族をまた家族同様のペットを守りましょう!災害に備えるためにぜひ参考にしてください。
※お役立ち情報まとめ『家族で話そう!災害に対するご家庭での備え』
※お役立ち情報まとめ『知っておきたい ~5段階の「警戒レベル」について~』
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。