まいぷれ五・七・五
2023年1月の「無人駅句会」は11名が参加しました。今回は東氏が選句した11句の俳句をご紹介いたします。

今治市 吹揚神社の破魔矢(撮影:和夫)
釣った魚か、頂いた魚か、将又(はたまた)何処かで仕入れた魚か、ともあれ夕食の終っての事。その生魚は、明日の食の為に、鮮度を保つ為に、何か儀式のようにササッと塩を振られているのである。そしてその姿は、死というよりも眠っているかの如くである。それは窓からの僅かな冬の月光の成せるわざなのか。季語「冬の月」(冬)。
元旦の鶏日(けいじつ)から始まって、人日は正月七日の事。人の新年というのはこの日を境に活動的のなるという。先ず七草粥を食べて祝った。杖とは長老を思うが、その杖を突いた先の音とは、長老、つまり伯楽の一言一句にある人生訓のようなものである。それは、作者が先人の書物から会得したものかもしれない。新年のはじまりとして。季語「人日」(新年)。
もう早、一年も終わろうとしている。なのに世事に付け私事に付け、もどかしさが募るばかりである。そして、それらは襞のように心に溜まってゆく。出口はちょっとした所に有るように思うのだが、中中思うようには捗(はかど)らない。季語「極月」(冬)。
七草、人日である。七草粥を食う。祖父の遺品の中に第二次大戦時の手記があった。某月某日応召とある。はるか昔となりつつある大戦、強い戒めである筈なのに、ウクライナのことが切に思われる。季語「七草」(新年)。
歳の迫ったある日、玄関先に訪ねてきた野良猫に思わず餌を与えてしまった。ちょっとした慈悲深い出来心だったが、野良猫はこれ幸いと居ついてしまった。袖にもできず、とうとう歳晩となってしまった。季語「年の暮」(冬)。
この句の中にある百人一首の和歌は、「春過ぎて夏(なつ)来(き)けらし白妙(しろたえ)の衣(ころも)干(ほ)すてふ天(あま)の香久山(かぐやま)」という、持統天皇の歌である。僕の子供時代の歌留多といえば『いろはカルタ』で、百人一首の歌留多なんてとんでもない話である。この句、作者は体力の衰えを感じたのかもしれない。何しろ瞬時に歌留多を弾き飛ばして取らなければならないのだから。季語「歌留多会」(新年)。
何処か川柳っぽいが、作者は初詣でみくじを引いたのだろう。開けた途端、『大吉』の文字が眼に飛び込んできて、余りの驚きと嬉しさに思わず咳き込んだのだ。因みに、正岡子規がみくじで『凶』を引いたときの句は『身の上や御籤を引けば秋の風』、石手寺に句碑があります。季語「初みくじ」(新年)。
マーブルチョコは、男性よりも女性に好まれそうだ。いろんな色彩があるからきっと楽しいんだろう。大人になっても、童心に返った気分でふと心が豊かになるんだ。水色は少女時代にはそれほど気にも留めなかった色で、大人になってから、女らしい麗しさの象徴の色のように思えたのかもしれない。もうすぐ春、水色の薄いショールが翻る。季語「春隣」(冬)。
悪社川は、松山市南梅本を流れる小さな川らしい。読みは『あくしゃがわ』。昔、『暴れ川』の異名を冠せられたそうだ。然もありなん、川幅が狭いからよく氾濫したのだろう。そこで、それを鎮めるための鎮守社があったのかもしれない。この川は、小野川に注ぎやがて重信川と合流、重信川の支流という事か。ま、その支流に亀が棲んでいるのだ。普段でもじっとしている亀だが、雪の気配を感じてか更にじっとしているように思える。『悪社川』が妙に気になる句だった。季語「雪来るか(雪もよい)」(冬)。
スーパーなどの売り場で、蜜柑類の遅くに出回るのが伊予蜜柑である。通称『伊予柑』。A級品は高いが、B級品は小さめだが、籠盛りにして安価で店頭に並ぶ。汁が多くて手を汚しがちで、僕はちょっと苦手です。だが、頑として伊予柑にこだわる人は意外と多い。季語「伊予柑」(春)。
子供たちも家族を持ったので、夫婦だけの生活(くらし)である。コロナで子供たち、正月には帰省しなかった。元日草草の来客もない。正月晴れと言ってもいいくらいの陽気である。部屋の暖房も心地良い、つい、うとうととしてしまった。微睡(まどろ)むこと頻(しき)りである。季語「元日」(新年)。
(東英幸 記)
この記事が役に立った!という方はいいね!をお願いします♪
一般社団法人終活サポート協会は、人生をよりよく生きるための『終活』をサポートするため、終活相談やオリジナルエンディングノート「ありがとうのことづて帖」の発行、終活セミナーなどの活動を行っています。
年3回発行中の機関誌『終活のススメ』では、終活について詠む「終活俳句」を掲載しています!
詳しい情報はコチラ→ 想いをつなぐ『終活俳句』募集
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
伊予市米湊827-4
[ 特産品販売所、各種テナント ]
町家に来れば伊予市が見える! 買い物も食事も楽しめる伊予の中心
伊予郡砥部町重光239 フジ砥部店 2階
[ 買取専門店 ]
お買い物ついでに査定OK◎ じっくり相談できる買取専門店
伊予市下吾川946-1 西岡建材株式会社内
[ 水回り雑貨販売・タイルワークショップ・リフォーム ]
ワークショップも開催! 自分らしさを見つける水回り雑貨専門店
松山市古三津1-25-15
[ 作業服/安全靴/革手袋/衣料品/工具/オリジナルプリント等 ]
おしゃれで機能的な作業服を販売! 企業様からのご注文も
松山市北井門1-9-1
[ 携帯電話販売 ]
松山IC近くの好位置! 最新機種を取り揃えてお待ちしています。
松山市鷹子町922-1
[ リサイクルショップ(店頭・出張買取/販売/不用品回収) ]
ヴィンテージアイテムなどが見つかる松山市のリサイクルショップ