香港はアジアの大国 中国の入口であり、貿易・観光産業が中心です。ハブ港です。
列車で一時間もすれば、中国の深圳に入れます。深圳・東莞・珠海・広州市は世界の工場と呼ばれています。
中国の開放政策によって人々は簡単に入国でき、投資もできます。
香港から深圳(中国)に入港するときに奇妙な風景に出くわします。両手に買い物袋をいっぱいにした人々が終日いるのです。日本ではコロナ後、中国人客を呼び込もうとしてインバウンド景気を再びとなっています。
香港はずっと昔から、インバウンド政策をとっています。
深圳の中国人主婦らが毎日香港に列車で来ては、中国内地では手に入らない化粧品・医薬品・介護品を買っています。それを中国国内で販売して利益を得るのです。
香港は全部がDuty Freeです。
反対に香港人が深圳に毎日列車や車で通勤しています。
香港に本社がある欧米企業は、香港の整った安全性、教育インフラの下で生活をしながら深圳・広州市に通っているのです。そこには世界の工場といわれる経済特区があります。
欧米企業だけではなく、香港人もそうしているのです。香港人は中国語・英語を話せることが絶対条件となっています。
1997年の香港の中国への返還時には、50年後には香港と同じように中国本土も豊かになり政治制度も民主化されるだろうという希望的観測がありました。それから25年たってどうなったでしょうか。
予測をはるかに超えて中国経済は発展してきている。けれど残念なことに民主化はなされていません。
3年前の民主化要求運動は、国家安全維持法で行えなくなりました。
2019年8月30日に私は香港にいました。このデモは、日本の68~69年安保反対闘争をはるかに超えたと思いました。
実力行使、過激さ、民衆の支持のレベルにおいて、又デモ隊の組織性において優れたものでした。
デモ隊にしても香港警察所の最先頭で激突している。すこし時間がたつと、次の武装部隊が入れ替わって闘う、という連続波状攻撃をしているわけです。
香港もまた老齢社会で、かつ格差社会です。生活が苦しい人も多い(20~30%)。香港は若者だけでなく、親世代や老人たちも多かった。
武装部隊は市民の行進のあいだ、あいだに20人位のグループで存在し、身体はアメフト選手のようにプロテクトしていました。服装のカラーは黒色です。
中国本土寄りの記事を書く2階にある新聞社をメチャクチャに破壊していました。
香港写楽堂のあるところから、1~2分の所で衝突が起きていました。
面白い光景もありました。
警察隊VSデモ隊の衝突現場からすぐ裏の飲食ストリートでは、店側の人がテレビを店の外側に持ち出している。
テレビ局は実況中継・ライブをやっているわけですから、どんな状況になっているのかリアルタイムでわかります。
携帯を見ながら、状況判断をしています。香港写楽堂からわずか30m離れているだけです。
テレビ中継を見ているすぐ側では、お持ち帰りの軽食屋は大忙しです。
こんな風景は1972~3年頃立川基地の近くでデモ隊とビアガーデンが共存していた状況を思い出させるものでした。
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