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まいぷれ編集部が行く!【松山・伊予・東温・松前・砥部】

鹿の角きり【北条鹿島】

 2019年10月1日(火)松山市北条鹿島で開催された、ワンダーランド河野氏まつり「鹿の角きり」へまいぷれ編集部が取材に行ってきました。

「鹿の角きり」する前に、祭りの儀式(鹿島神社にて)

「鹿の角きり」目的は

北条地域は、平安末期から戦国末期にかけて伊予一円に勢力を誇っていた在地豪族河野氏の発祥の地です。河野氏とゆかりのある人々との交流を通じ、地域の歴史への認識を深めるほか、豊かな文化行事を継承し、北条地域の活性化と発展を目指しています。その一つで、ワンダーランド河野氏まつりを開催し、「鹿の角きり」を行います。

 

鹿の角きりは、発情期を迎えるオス同士が、お互いの角で傷つけ合わないように、毎年この時期に、角を切り落としているそうです。

40センチほど伸びた角

鹿島にいる鹿は全部で62頭。その中の角きりをするオスは13頭です。

まずは、麻酔で鹿をおとなしくさせてから、角を切り落とすのだそうですが、麻酔を打つまでがいちばん大変そうでした。

 

 

麻酔が効いて落ち着いてきたかな・・・

鹿も賢く、当たりの様子がいつもと違う。。。何かされる!と感じ取ってるのか、死にものぐるいで逃げ回り、興奮して暴れまくっていました。その鹿を市の職員ら6、7人ほどで捕まえ、獣医師が麻酔。

息は荒いものの、だんだん落ち着いていき、やっと角が切れる。というわけです。

小型ののこぎりで角を切るんですが、爪と同じように痛くはないそうです。

 

少しかわいそうにも思えましたが、これも鹿の為でもあるし、年に一度の伝統行事だと、訪れた人たちも見守っていました。

 

「ワンダーランド河野氏まつり」は2019年10月27日(日)にも高縄山ブナ林もみじまつり・河野氏関係交流会が開催されるそうです。

 

「ワンダーランド河野氏まつり」詳細はこちら→【まいぷれ松山】イベント情報

北条鹿島について

松山市北条の西方海上400mに浮かぶ、周囲1.5km、標高113.8mの鹿島。
名前の通り鹿島には鹿が生息しており、緑の木々が覆う自然豊かな島です。桜や新緑など季節を感じ、400m続く白砂の鹿島海水浴場や釣り、山頂の展望台の見晴らしなど四季折々の楽しみ方があります。別名「伊予の江の島」と呼ばれ、1956年5月に国立公園に、2014年に恋人の聖地サテライトに認定され、新しいデートスポットとなりました。展望台には「幸せの鐘」を、展望台の足下には縁結びの祠にあった石を移動し夫婦岩の見渡せる場所に設置されています。

鹿島へは北条港から市営の渡船が20分(11~3月は30分)置きに運航していて、往来がとても便利です。モニュメントの鹿がシンボルの渡船で約3分渡れ、松山出身のタレント「友近」のアナウンスが流れます。また鹿島を1周できる周遊船は、1部通行止めとなっている場所も見られ、2名から運航し約30分の鹿島遊覧が楽しめます。

鹿島側の渡船場近くには、案内所・売店・かしまーる(博物館)・鹿園など各種施設が集合。南側の公園では5月になると咲き誇るフジがあり、その前には鹿島休憩所があります。また海の上に迫り出した「太田屋旅館鹿島店」(4月~11月上旬営業)は宿泊もでき、松山の郷土料理である鯛めしも味わえるなど様々な施設があります。

斉明天皇が鹿島の頂上で戦勝を祈願した神話も残る鹿島は、瀬戸内で活躍した河野氏の海上拠点の1つであったと言われ、古い歴史がある島です。フーテンの寅さん役でおなじみの渥美清さんも愛したという話しは有名で、自然溢れ歴史を感じさせる中、釣りや海水浴などレジャースポットとしても人気があります。

(瀬戸内・松山 里島めぐりより引用)

 

【住 所】愛媛県松山市北条辻1596

【駐車場】約60台

鹿島を往復する渡船(天井に鹿!)

船内では友近トークが楽しめます

瀬戸内海国立公園だったなんて!

寅さん(渥美清)の俳句

奥は展望台への道

神秘的な鹿島神社でした

遊具もありました

登山も楽しめます

かしまーる(博物館)

授乳室もあるそうです

メスの鹿たち

餌を買ってあげることもできます

藤棚の奥には「太田屋旅館鹿島店」

夫婦岩(かなり望遠で撮りました)

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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