松山ゴルフショップ特集
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秋口に出そろうシャフトメーカー各社の新作。フジクラの「SPEEDER NX WHITE」と並んで注目を集めるのが、グラファイトデザインが2026年9月4日に発売する新作シャフト「TOUR AD EK(ツアーエーディー イーケー)」です。まいぷれ編集部は、松山市久万ノ台のゴルフ専門店FROG GOLF(フロッグゴルフ)の小岡さんに、メーカーの特徴からEKの構造、実際に打った感触、そしてフィッティングのポイントまでお話を伺いました。
グラファイトデザインは、埼玉県秩父市に本社を置く日本のシャフトメーカー。「TOUR AD」シリーズは国内ツアーでも使用率の高い主力ブランドとして知られています。小岡さんによると、15年ほど前にはグラファイトデザインが市場を独走していた時代があったそうです。
小岡さん:
「今はフジクラさんが強い状況が続いていますが、僕がまだ前の会社にいた15年ぐらい前は、実はグラファイトデザインさんが独走しているような時代があったんです。フジクラさんとグラファイトデザインさん、日本のユーザーさんが注目するのはやっぱりこの2社なのかなと思いますね」
そんなグラファイトデザインのシャフト作りには、はっきりとした特徴があるといいます。それが「中調子」へのこだわりです。
小岡さん:
「グラファイトデザインさんは、中調子のシャフトを中心に作っているメーカーなんです。先調子のシャフトや元調子のシャフトはそこまで作ってきていないブランドで、中調子の中で細かい振り分けをしているようなメーカーさんですね」
今回のTOUR AD EKも、その例に漏れず中調子です。ただ、小岡さんは最初、説明を聞いて「先調子系のシャフトを出してくるのかな」と感じたそうです。その理由は、EKが掲げる「スピード感」というキーワードにあります。
小岡さん:
「先調子のシャフトは先が動くので、シャフトのしなり戻りのスピード感が出るんです。中調子になると、そのスピード感が少し緩やかになってくる。今回のEKは、中調子の安定性に加えて、なおかつシャフトのスピード感も加えていきましょう、ということで作られたシャフトですね」
EKは「Extra Kick(エクストラ キック)」の頭文字。メーカー公式サイトでは、独自テクノロジーにスピード感をプラスした「新世代の走り系シャフト」と位置付けられています。TOUR ADシリーズの中では、ドロー系で高弾道の「CQ」とニュートラルな弾道の「GC」の中間に位置するモデルとのことです。

中調子でスピード感を出す。その仕組みについて、小岡さんに「潰れ」というキーワードで説明していただきました。
小岡さん:
「シャフトってしなると、円形のものが潰れるんですよ。この潰れをなるべく少なくしてあげる、というところに今回は目をつけています。潰れすぎなければ、戻りもしっかりと戻ってくるので、スピード感が出ます。潰れかけたものが早く戻るような構造にしているということです」
メーカー公式サイトでは、この構造を3つの技術で説明しています。
いずれも「潰れを抑える」「手元側の剛性を高める」という、小岡さんの説明と重なる内容です。

手元側の剛性を高めたと聞けば、手元が硬く感じるのではないか。小岡さんもそう予想して打ってみたそうですが、結果は予想と違っていました。
小岡さん:
「手元側のシャフト剛性を高めたらしいので、これも手元が硬く感じるのかなと予想して打ってみたんです。でも、そんなに硬さを感じない。切り返しのときのしなり感が手元に伝わりやすいように、そういうところも気にして作っているんじゃないかなと思います。今回のフジクラさんとグラファイトデザインさん、2社とも人間の感覚的なところをすごく重要視していると感じましたね」
小岡さん:
「スピード感はあるけれど、そこまで硬く感じないシャフトです。もうちょっと難しくなるのかなと思っていたら、そういうわけでもなかったので、非常に振りやすいシャフトに仕上がっています」

スピード感が出るシャフトは、球がつかまりすぎて左に行ってしまうのではないか。これも小岡さんが打つ前に抱いていた予想でしたが、実際の弾道は違ったといいます。
小岡さん:
「スピード感が出るとちょっと左に行っちゃうのかな、つかまっちゃうのかなと思っていたんですが、意外とそこまで左に来ないシャフトだったんです。だからドローヒッターの方でも打てるんじゃないかなと思います。ドローヒッターの方でも右にプッシュしてしまうような方は、程よくつかまってくるけれど、つかまりすぎるということはないので、ドローヒッターの方でも合わせやすいと思います」
小岡さん:
「『ちょっと右プッシュが怖いんだよね』というような方には、試してみるといい結果になる可能性もあるのかなと思います」
ただし、注意点もあります。EKはどちらかといえば球がつかまりやすい部類に入るシャフト。だからこそ、誰にでも合うというわけではなく、フィッターの見立てが重要になるといいます。
小岡さん:
「どちらかというと球はつかまりやすいシャフトの部類になるので、そのあたりはフィッターの裁量が必要かなという感じはします。あとは振り感で、お客様の感覚とどれだけマッチさせられるか、そこはフィッターの腕次第かなと思いますね」

TOUR AD EKは、40g台の「EK-4」から70g台の「EK-7」まで4つの重量帯で展開されます。フレックスは各モデル4種類、EK-7のみ3種類です。メーカー公式サイトの情報をもとに整理しました。
キックポイントは全モデル中調子。デザインはグレーとブラックを基調としています。価格は45,000円(税抜)、税込では49,500円で、前作までの42,000円から引き上げられています。
小岡さん:
「金額は今回ちょっと上がっています。今までは42,000円でしたが、45,000円になっていますね。もともとは40,000円のシャフトだったので。フジクラさんも45,000円ですから、そのあたりは一緒に合わせてきているんじゃないかなと思います。シャフトの金額は、今後だいぶ上がってくるんじゃないかなと思いますね」
重量帯についても、小岡さんから興味深い話がありました。近年は60g台・70g台を選ぶゴルファーが減っており、以前ラインナップにあった80g台はメーカーも作らなくなったとのこと。軽量シャフトへの流れは、今後も続きそうです。

フジクラのSPEEDER NX WHITEとグラファイトデザインのTOUR AD EK。設計の考え方は違いますが、小岡さんは2本に共通点を見ています。
小岡さん:
「今回は両方ともすごく振りやすいんです。スピード感が出ると、どうしてもちょっと難しさが出てくるんですが、そういう難しさをあまり感じないようなシャフトが今回は出たな、という感じですね。結構似た部類じゃないかなと思います。あとは本当に、振り感でお客様の感覚とどれだけマッチさせられるか、フィッターの裁量なのかなという感じです」
「つかまりやすい部類」だからこそ、フィッターの見立てが問われるTOUR AD EK。FROG GOLFには、話題の「PRGRサイエンスフィット」やFlightScope社の「X3」といった高精度な計測機器がそろっており、お客様一人ひとりのスイングをデータ化したうえで、ヘッドとシャフトの最適な組み合わせを提案しています。クラブの加工・調整にも対応しているので、今お使いのヘッドに新しいシャフトを合わせる相談もできます。
オーナーの小岡さんは、大手ゴルフ量販店で長年店長を務めたのち独立した、豊富な経験の持ち主。言葉にしづらい感覚的な悩みも相談しやすく、ゴルフを始めて数か月の初心者の方から、長年プレイされているベテランの方まで、それぞれに合った1本をていねいに探してもらえます。
中調子の安定感に、しなって早く戻るスピード感を加えたTOUR AD EK。右へのプッシュに悩んでいる方、スピード感のあるシャフトを試したいけれど難しさは避けたい方は、ぜひFROG GOLFでその振り心地を体感してみてはいかがでしょうか。お問い合わせは下記まで。
メーカー公式サイトの製品ページはこちら。
お問い合わせは下記ページよりお願いします。
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