松山ゴルフショップ特集
(更新)
FROG GOLF

「三浦技研」といえば、ゴルファーの間で圧倒的な信頼を誇るブランドです。軟鉄鍛造アイアンの代名詞として知られる同社から、2026年4月10日、待望の新モデル「PI-402」がいよいよ発売を迎えます。
PI-402は、一体型軟鉄鍛造とは異なる素材・製法・構造によって飛距離性能を徹底的に追求したポケットキャビティアイアンです。「三浦らしいフォルムを纏いながら、飛びを手に入れる」というコンセプトのもと開発されたこのクラブについて、松山市内のゴルフショップ「FROG GOLF」の店長・小岡さんに話を聞き、その実力を深掘りしました。

三浦技研のラインナップには、同社を代表する一体型軟鉄鍛造シリーズと、飛距離性能に特化したポケットキャビティ系の「PIシリーズ」が存在します。PI-402は後者にあたり、前作「PI-401」の課題を徹底的に見直した最新モデルです。
三浦技研がすべてを自社工場で製造しているわけではなく、設計やノウハウを外部委託先に反映させながら製造する形式をとっています。これはタイトリストやスリクソンなど多くのトップメーカーが採用している一般的な手法であり、「三浦技研の意向と品質基準が詰まった製品」であることに変わりはありません。
小岡さん:
「三浦の工場で作っているわけではないですが、三浦さんのノウハウが全部反映されている商品なんです」

前作のPI-401は、「三浦の工場で製造していないなら、どうせ三浦を買うなら鍛造モデルにした方がいい」という声もあり、販売面で苦戦した部分がありました。しかし今回のPI-402では、その課題を真正面から受け止め、4つの大きな改善が施されています。
小岡さん:
「前作から相当改善されて、すごくいいアイアンに仕上がっています。ポケットキャビティのスリットがキャビティ部分に入っていて、その下にタングステンを35グラム入れて重心を低くしています。ロフトは7番で29°と立っているんですが、しっかり弾が上がってくれますよ。前作はそこまで上がらなかったんですよね」
PI-402のボディには軟鉄とタングステン合金、フェースには「ニッケルクロムモリブデン鋼(SAE8655)」が使われています。フェースに採用されたニッケルクロムモリブデン鋼は、包丁などにも用いられる高強度かつ適度な柔軟性を持つ素材です。
小岡さん:
「フェースにはモリブデン鋼という素材を使っています。包丁にも使われるような素材なんですが、しっかり硬い中にも柔軟性があるような素材なんです。3mmの肉厚設計にすることで、飛距離を追求しながらもフェースに食いつくような打感を目指しているんですよ」
一方、タングステン素材は昨今の世界情勢の影響で価格が一時の2倍以上に高騰しています。この素材コストの上昇が製品価格に反映されており、メーカーサイドにとっても悩ましい状況が続いているといいます。小岡さんもそのリアルな現状を正直に教えてくれました。
小岡さん:
「昨日別のメーカーさんが来られて話していたんですが、タングステンという素材が一時と比べてもう2倍以上上がっているらしくて。もうどうにもこうにも価格を上げないといけないと、メーカーさんも困っているという感じなんですよね」

PI-402のスチールシャフト組み価格は1本46,200円です。5本セット(6番~PW)で約240,000円、6本セットでは約280,000円となります。三浦技研の軟鉄鍛造モデル(CB-302等)が1本37,000円前後であることと比べると、1本あたり約10,000円高い設定です。この価格差はタングステンウェイトの使用に起因しています。
なお、海外(アジア圏など)では同じ三浦技研のクラブが6本セットで500,000円前後で取引されるケースも珍しくなく、日本への訪日旅行の際に購入していく外国人ゴルファーも多いといいます。グローバルにおける三浦ブランドの存在感は、日本国内で感じる以上に大きいです。
小岡さん:
「構えた時の構えやすさとか、三浦さんのヘッドの精度・管理方法というのは量産品と比べると群を抜いているんです。そこの安心感、信用度というのが他社とは違う。ユーザーさんもやっぱりわかってるんですよね、三浦がいいって。ネックになるのはやっぱり価格なんですけどね」
飛距離の絶対値だけを求めるなら、より安価なモデルを選ぶ選択肢もあります。しかし小岡さんが語るのは、「三浦ブランドの信頼性」と「ブランドが生む満足感」です。同じスコアでも、手に持つクラブへの誇りが、ゴルフをもっと楽しくしてくれることもあります。
FROG GOLFでは、どのようなゴルファーにPI-402を推薦しているのか、小岡さんにお聞きしました。
小岡さん:
「三浦の鍛造アイアンって、そんなに弾が上がらないと言われているんです。PI-402はそんな三浦のアイアンの中でもしっかり弾が上がってくれますし、飛距離もしっかり出てくれる。飛距離や弾道の高さを求めている方には、鍛造モデルよりもこちらを勧めた方がいいかなというところです。あとヘッドも前作よりも軽めの設定になっているので、あまり力がない方でも振れると思いますよ」
PI-402はこんなゴルファーに特におすすめです。

| 番手 | #4 | #5 | #6 | #7 | #8 | #9 | PW | GW |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ロフト(°) | 21 | 23 | 26 | 29 | 33 | 38 | 43 | 48 |
| ライ(°) | 60 | 60.5 | 61 | 61.5 | 62 | 62.5 | 63 | 63 |
| 重量(g) | 246 | 253 | 260 | 267 | 274 | 281 | 288 | 295 |
| FP(mm) | 3 | 3 | 3 | 3.5 | 4 | 4 | 4 | 4 |
| バウンス(°) | 11 | 11 | 11 | 12 | 14 | 14 | 16 | 16 |
素材:[フェース] SAE8655 ニッケルクロムモリブデン鋼 / [ボディ] 8620軟鉄+タングステン合金
製法:[フェース] 熱間圧延+プレス / [ボディ] 精密鋳造
仕上げ:ニッケルクロムサテン仕上(部分ミラー仕上)
ホーゼル内径:9.2mm
発売予定日:2026年4月10日
PI-402はすでにFROG GOLFに入荷しており、4月10日の発売に先がけて試打が可能だそうです。三浦技研のアイアンに興味はあるが迷っている方も、前作PI-401を知っているからこそ今作の進化を確かめたい方も、ぜひ店頭で実際に手に持ち、その打感・弾道・構えやすさを体感してみてください。
小岡さん:
「すごくいいアイアンに仕上がっているので、ぜひ使っていただきたい商品ですね。今月イチ押しのクラブです。もう手元には届いているので、ぜひお気軽に試打しに来てください」
FROG GOLFは松山市内でゴルフ用品の販売・フィッティングを行う専門店です。気になる点はお気軽に店舗にお問い合わせください。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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