昔はどの農家も菜園場を持っていました。
そこでは大根、ハクサイ、ホーレンソー、ネギなどがよく育っていました。
毎年同じ場所なのによく育つのは、何年もかけて土をよく肥やしているからです。人間も同じです。
今、春の植え付け予定地を耕しています。ジャガイモ、ネギ、タマネギを作るのは楽しみです。
私には二つの楽しみがあります。一つは順調に成長して大きな収穫物となることです。
写楽堂の子育て中のパートの人、松山市内の今までお世話になった人には直接手渡しです。
一方、遠方の人にも、とりわけ大都市に住んでいる同級生(高校)にも宅配で送ります。つくることと人に提供して喜んでもらうダブルの幸せができました。
社長、なぜ野菜や果物の配送をするのですか、と問われます。
私の答えは「人からあの人は変わっている。面白いことをする人だと云われたいため」ですが、もう一つは「受け取った人がうれしい顔をするから」です。
「いのちひろ異の会(広島市)」「ジュノーさんのように(広島県府中市)」の二団体からはキウイ、野菜の送付に対するお礼のお手紙が来ています。
両者の承諾を得て、紹介させていただきます。
「ジュノーさんのように」なる団体はNPOで、ウクライナのチェルノブイリ原発の事故被害者に対する支援組織です。
=====
O・S様
先日はキウイをたくさん送ってくださいました。その上、ジュノー基金とお手紙が荷物の中に入っていました。ありがとうございました。
キウイは沢山でしたので、驚いていましたのに、あくる日また、段ボールが届きました。閉けてみますとまぁ新鮮な野菜がいっぱい、もう、びっくりしてしまいました。
この寒空の下で、しかも岡本さんは病後のお身体ですのに、畑に出られて、野菜を採ってきて、重い段ボールを送って下さったのかと思いますと、言葉には表せないほどの感謝の思いです。
キウイは直ぐメンバーに、「いつも送って下さる岡本さんから今年も届きましたよ」と電話をかけて、取りに来て頂きました。沢山のキウイと野菜にみんな、驚いていましたよ。嬉しい悲鳴を上げていました。
弟はここ1年位、岡本さんはどうしておられるかな、とよく言っておりました。ひよっとしたら、お身体が悪いのではないだろうか、と心配しておりました。お手紙を読みまして、やはり大病をされていたことを知り、いろいろ感じたようでした。何よりも、岡本さんが元気になられて、ホッとしたようでした。岡本さんと話ができて、嬉しそうでしたね。
ウクライナは侵攻されて、年を越そうとしています。ゼムリャキのタマーラさんからロシア語通訳の竹内高明さん(あ、今は独協医大の教授になられたのでした)を通じて連絡がありまして、状況が少し分かってきました。ゼムリャキなどのあるあの一帯は爆撃されてしまいましたので、生きておられるのかどうか心配していましたが、無事だったことが分かり、心底良かったな、と思いました。
福島市に、ジュノーの会が3・11以後、長い間支援して来ました「シャローム」というNPO法人があります。その「シャローム」からウクライナに支援したいという申し出がありました。さっそくホッカイロ 240個の入った段ボールと、毛糸で編んだ靴下を144足、送ってきて下さいました。ゼムリャキの人々もフクシマから送られたのものだと言えば、喜ばれるだろうと弟は言っております。
「シャローム」には最近は、あまり大したことはしていないのですが、1年に4〜5回かなり沢山の貼剤は送り続けております。1回に100 シートずつ送るのですが、「シャローム」の皆さんは、いろいろと疾患を抱えた方が多いですので、ジュノーの会からの貼剤を待ち望んでおられます。送るのが遅れますと催促してこられます。
ウクライナは、お医者さんもおられない、薬もない、原爆直後のヒロシマと同じ状態だと思われます。ジュノーの会の貼剤をお送りすれば、何もない所だからこそ、役に立つだろうと私たちは考えています。「シャローム」の大竹代表も貼剤を送ってあげてください、貼剤に勝るものはありませんよと、言っておられます。ご自分の経験からそのように言われるのでしょう。
それとは別に首の後ろに「大椎」と言うツボがあります。そこに貼剤を貼れば風邪は引かないのですが、身体が温まると言われる方もおられますから、停電続きの厳冬の地で過ごさなければならないウクライナの人々の助けになるだろうとも思います。今、多量にお送りしようと集団で行う準備をしようとしているところです。
今年も残り少なくなりました。来年はどのような年になるのでしょうか。
戦争はどのような終わり方をするのでしょうか。それとも、終わらずに拡大し続けるという悲惨なことになるのでしょうか。
本格的な冬の到来です。病後のお身体です。どうぞくれぐれもお気をつけになってください。ご自愛ください。
最後にもう一度、ありがとうございました。
2022年12月26日
甲斐 裕子
========
この手紙は、東日本原発事故からの避難者(広島市)と今なおチェルノブイリ事故被災者の粘り強い支援をしているグループの方「ジュノーさんのように(広島県府中市)」の日常と頑張りを学んでくださればと思います。
■お知らせ■
2022年10月、実店舗復活オープン!店売り始めます!
毎週月〜金の12:00〜17:00に写楽堂安城寺店にて店売りを始めます。
詳しくはこちらからご覧ください↓
古本実店舗復活オープン!店売り始めます!