鍼灸院を知っていただくために~#3 鍼灸でつかう道具って?
花園鍼灸院
注:画像と記事に、特別な関連はありません
前回、鍼灸の方法をお伝えするとお知らせいたしましたが、その前に、鍼灸でつかう道具についてお話しさせてください
お灸で使用するのは、ご存知のようにもぐさですね!お灸教室をはじめた十年程前に、「もぐさはよもぎの裏の白い毛からできているんですよ」とお話ししたところ、鍼灸師でも知らない人が多くて驚きました
一方、鍼については鍼灸師なら誰でも知っているものの、一般の方は、たとえ鍼灸を受けた事があっても、実際に使われている鍼についてまでは、あまり知る機会がないのではないでしょうか?
もし注射針をイメージされていると、その実際の細さと柔らかさに驚かれることでしょう
鍼にも太さは様々ありますが、私が学生の頃、授業で採用されていたのは主に0.20mmでした(現在、当院では主に0.13mmを用い、しかもほとんど刺入しません)
太さだけですと、例えばインスリン注射で用いる針も0.23mmと非常に細いようですが、こちらは硬く、また鍼先は鋭くなっています
一方、鍼灸で使用する鍼の方はむしろ先端(「穂先」と表現します)に丸みを持たせてあります
これにより刺入時の痛みは、より軽減されています。その鍼を、皮下にやさしく挿入するのですが、その方法には大きく2つあります
それは管をつかう場合と、使わない場合です
学校では主に管を使う方法で教わります
仕事としてはじめるようになってからは、術者の考え(というか自分が学んだ施術方法の流儀
)で行いますが、患者さんの脈や皮膚の状態を、病態把握や治療方針の参考とする施術者の中には、鍼が皮膚表面に触れ、皮下に進む際の変化をみるために、管を使わない方も多く、当院でもそういう考えで管を使いません(管を使うと、一瞬で皮下に入りますので)
鍼と言えば「痛い」というイメージがありますね。確かに「刺入時の痛みが小さいから管を使う」という施術者の方もおられます。ですが、以前と比べて鍼そのものの品質がよいので、刺入時の痛みはかなり軽減されていると思います
また、経験を積んだ施術者であっても、皮膚やツボの状態によって、どうしても一瞬「チクッ」とした痛みを感じる場合があり、それは管を使用するかどうかとは関係ないように思います
次回は、お約束通り、鍼灸の方法についてお話しさせていただきますね
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