鍼灸に関する屋号の中には、「鍼灸院」「鍼灸接骨院」「鍼灸マッサージ院」「治療院」など名称が様々ありますので「よく分からない」と思われれる方も少なくないかと思います。「鍼灸院を一般の病院と勘違いさせてはいけない（そんな勘違い、あるのでしょうか？？）」という理由から「治療」という名称が使えなかったという経緯はありますが、それを除いても、名称が様々あるので、本当によく分からないですよね？
鍼灸師がいる施術所＝鍼灸院とすると、大きく３つに分けることができます
「施術として鍼灸のみを行うところ」「鍼灸と手技療法を行うところ」「手技療法をメインに行うところ」です。ここで言う手技にはあんま、マッサージ、指圧、整復術（昔は「ほねつぎ」といわれていたものです）、徒手による他動運動（ストレッチなど）などがあります。

ややこしいのは、屋号とその内容が必ずしも一致していないことです例えば、「鍼灸」という名称がついていても、行ってみたら「手技療法と器具を使った運動療法」だけだった、ということも時たま耳にします

ですので、もしみなさんが「どういう鍼灸院（施術所）か」を知りたい場合、「お店の名前（屋号）」よりも「何をしているか」をお尋ねになった方がよいでしょう
当院は「施術として鍼灸のみを行うところ」ですが、駅に近いということもあり「マッサージはしていませんか？」と尋ねられたことが何回かあります「鍼灸院」であってもマッサージをするところが多い、ということなのかもしれませんね

さて、次回はその鍼灸の方法について、お話ししたいと思います。