松山ゴルフショップ特集
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ゴルフギア好きの間で大きな話題となっているタイトリストの新作「GTS」シリーズ。ドライバー(GTS2・GTS3・GTS4)とフェアウェイメタル(GTS2・GTS3)が6月中旬にいよいよ発売を迎えます。まいぷれ編集部は、松山市久万ノ台のゴルフ専門店FROG GOLF(フロッグゴルフ)の小岡さんに、大阪でのメーカー講習を終えたばかりのタイミングでお話を伺いました。8年構想と語られるその開発背景から、実際に試打して感じた進化のポイント、そしてフィッティングの大切さまで、たっぷりと語っていただきました。

タイトリストといえばツアープロからの厚い信頼で知られるブランドですが、今回のGTSシリーズは社内でも特別な位置付けとなっているそうです。先日、小岡さんは大阪で行われたメーカー講習会に参加し、開発担当者から直接話を聞いてきたとのこと。
小岡さん:
「今回のGTSシリーズは、タイトリストの中でも過去最高の出来と言われているモデルです。メーカーさんが言うには8年構想だったらしくて。8年前に『こういうクラブを作りたい』という発想が生まれて、いろんな開発者の方が練りに練って、どういう素材を使ってどういう設計値に近づけるかを悩みに悩んで、8年かけてやっとできたみたいな。特にドライバーに関しては、本当に理想に近いクラブが出来上がったと話していました」
タイトリストはこれまで、TS・TSi・GT・GTSと数世代にわたってメタルウッドを進化させてきました。小岡さんいわく、過去のシリーズはどれもこのGTSにたどり着くための「布石」のような位置付けだったといいます。
小岡さん:
「過去のモデルは、こういう言い方は面白くないかもしれないですけど、ちょっとテスト的なクラブだったらしいです。理想のヘッドを作る上で、まずTSシリーズができて、そこからイメージがガラッと変わってTSiシリーズができて、これがすごく評判が良くなった。続いてGTができて、GTもだいぶ完成品に近かったんですけど、それでもメーカー側からするとまだ改善の余地があったみたいなんです」
その「改善の余地」を埋めるために必要だったもの。それが今回のGTSの核心となる新素材でした。
GTSが8年構想の集大成として完成できた理由は、ヘッドに使われている特殊な素材にあります。
小岡さん:
「改善の余地があったんですけど、その改善をするための素材がなかったらしいんです。その素材をやっと確保できるようになって、時代が追いついたという感じですね。宇宙開発とかロケットに使われるような特殊なカーボン素材で、めちゃくちゃ薄くて強度が高く、熱にも強い素材なんですよ。資料は機密事項らしくてもらえないんですけど、そういう特殊な素材を使うことで、ヘッドの比重をすごく軽くできるようになりました」
ヘッドの構造で変わったのは、異素材を使う「範囲」です。これまでもタイトリストはクラウン部分にカーボンを採用してきましたが、GTSではその範囲が大きく拡張されました。
小岡さん:
「フェース部分と一番後ろの部分以外、ヘッドの周り全部に異素材を使っているんです。前までは上のクラウン部分だけだったのが、もう全部ガバッと変わっています。比重の軽い素材をふんだんに使うことで、これまで両立が難しかった『飛距離』と『やさしさ』を同時に成立させることができたんですよ」
ゴルフクラブの世界では、やさしいクラブを作ろうとすると飛距離が伸びにくく、飛ぶクラブを作ろうとするとやさしさが損なわれるという、長年のジレンマがありました。GTSはこの相反する2つの要素を、新素材によるヘッド構造の見直しで両立させたモデルだといいます。
タイトリスト公式によると、GTSは前作GTで採用された“スプリットマス”構造をベースに、フルサーモフォームボディへと進化。ヘッド前後の重量配分をさらに最適化し、スピード・安定性・正確性を高次元で融合させているとのことです。フェースには新開発の「スピード・シンク・フェース」を搭載し、打点のばらつきを抑えてキャリーの一貫性を高める設計となっています。
GTSドライバーには、GTS2・GTS3・GTS4の3つのヘッドタイプが用意されています。数字が大きくなるほどハードスペック寄りになる、というのは前作と同じ考え方です。
ここで小岡さんから、購入を検討する方への大切なアドバイスがありました。それは「前作を基準にしないでほしい」ということです。
小岡さん:
「前作も同じようなナンバー展開だったんですけど、同じ番手同士、例えばGTS2とGT2で比べても、やさしさが格段に変わってきています。前作はGT3を使っていた方でも、今作はGTS2の方がいいとか、GTS4の方がいいとか、そういうケースが結構出てくると思うんですよね。前作を基準にしてあまり選ばない方がいいかもしれません。今回のモデルは今回のモデルで、一から選びなおした方が絶対にいいと思います」
小岡さん自身も、講習会で全モデルを試打してきました。感想を伺うと、笑顔で「打った感じはやっぱり良かったです」と即答が返ってきました。
小岡さん:
「前作も僕は好きだったんですけど、今作の方がやっぱりいいなと感じました。飛距離面はもちろん、何より飛距離のロスが少ない。『あ、この当たりでもこのくらい飛んでくれるんだ』と思える、そういうクラブに仕上がっています。前作よりも初速が上がって飛距離も実際に出ますし、いわゆるミスヒットした時の飛距離ロスが格段に減っています。すごく期待できるモデルですね」
初速・飛距離・許容性。ドライバーに求められる三大要素のバランスが、これまでにないレベルでまとまっているといいます。聞くだけだと「理想的すぎる」と感じられるほどの仕上がりですが、小岡さん自身が実際に打って実感しているだけに、その言葉には説得力があります。
小岡さんが今回のGTSシリーズで「一番変わったと思う」と語ったのが、実はドライバーではなくフェアウェイメタル(※)でした。
小岡さん:
「フェアウェイメタルは前作と全く違うので、一気に良くなりましたね。メーカーさんが研修前に新商品を持ってきてくれて一発打ったんですけど、その段階でもう『全然いいな』という感想でした。それぐらいイメージが変わるくらいに仕上がっています」
これまでタイトリストのフェアウェイメタルは、ドライバーは使うけれどフェアウェイは難しい、という声が多いシリーズでした。メーカー側もユーザーアンケートを通じて課題を認識しており、GTSではそこを大胆に変えてきたといいます。最大の変化はフェース面のカラーです。
小岡さん:
「これまでのフェアウェイメタルはフェースが黒だったんですけど、今回は塗装やメッキを剥がしたような、ステンレスのような銀色のフェース面になっています。上から構えたときにロフトがしっかり見えるので、すごい安心感があるんですよ。これもPGAツアーの選手にアンケートを取った結果、『フェース面は普通の銀色がいいよね』という結論になったらしくて、ツアー選手の声から生まれたデザインなんです」
視覚的な印象の変化は、見た目だけの話にとどまりません。構えた時にロフトが見える安心感は、無意識のうちに振り方まで変えてくれるとのこと。
小岡さん:
「ロフトが見えると安心感があるので、ボールをすくおうとしにくくなります。すくい打ちが減ると、若干ですけど入射角がダウンブローに入りやすくなって、フェアウェイメタルとしてはとてもいい入射角でインパクトできるようになるんです。フェース面を銀色にすることで、そういうデータも実際に出ているらしいですよ。視覚って本当に大事なんだなと改めて思いました」
※:「フェアウェイメタル」はTitleistにおけるフェアウェイウッドの呼称。
左が前作、右が今作のGTSシリーズのフェアウェイウッド
フェアウェイメタルにはGTS2とGTS3の2タイプがあり、小岡さんによれば見た目の印象がまったく異なるとのこと。同じシリーズでも、構えた瞬間の体の反応が違うといいます。
小岡さん:
「GTS2はちょっと平べったくなっていて、フェース面の高さも薄くなっています。構えた感じがすごく拾いやすそうな印象ですね。GTS3は前作と高さは変わっていないんですけど、ヘッド形状や銀色のフェース面で構えやすさが格段に上がっています。僕も両方打たせてもらったんですけど、不思議なことに、やさしいモデルのGTS2とハードめのGTS3で入射角が変わるんですよ」
小岡さん:
「これも視覚的なものらしくて、GTS3のちょっとハードめだと、若干入射角が上から入ってくるようなイメージになります。GTS2だとやさしいので、少しフラットめに入射角が入ってくる。僕の場合はやっぱりGTS3の方が良かったですね。人間って、視覚的なもので体が反応するんだなと改めて感じました」
もちろん、打感やはじき感もしっかり進化しているとのこと。ドライバー以上に変化を実感できるカテゴリーかもしれません。
これだけ革新的なモデルだけに、気になるのが価格です。GTSドライバーの純正シャフト仕様は1本115,500円(税込)。決して安い設定ではありませんが、それでもメーカー側は強気な姿勢を見せているそうです。
小岡さん:
「正直、ちょっと価格的にはお高くなってきましたね。純正シャフトでも115,000円くらいしてしまうので、ここを変える、購入できる方がどのぐらいいるんだろうと、僕自身も考えてしまいました。一般的には厳しい価格設定になっているのは事実です」
小岡さん:
「ただ、メーカーさんが言うには『この金額を出してもらっても納得できる仕上がりですよ』と。それぐらい自信を持っているという話をしていました。実際に打った僕の感覚としても、その自信は理解できる仕上がりだと思います」
飛距離性能・許容性・打感・操作性。これらすべてが過去最高水準でまとまっているからこそ、メーカーも価格に対して強気でいられるのでしょう。
もう一つ、今回のGTSシリーズで強調されているのが「フィッティング前提のクラブ」という考え方です。タイトリストは近年、フィッティングを通じて最適な1本を提案する方針を強く打ち出してきました。GTSはその思想を最も体現したモデルといえます。
小岡さん:
「タイトリストさんの場合、もう『フィッティングをして選んでください』という方向性にガラリと変わってきています。その場で吊るしのモデルを買って終わり、ではなくて、ちゃんとフィッティングをして選んでくださいと。ウェイトもすごく種類があって、ウェイトの変化によっても全然性能が変わってきます。本当に第一にフィッティングしてほしいクラブですね」
GTSドライバーには新開発の「デュアル・ウェイト・システム」が搭載されており、前後2か所のウェイト調整に加えて、SureFitホーゼルによるロフト・ライ角の調整が可能です。フェアウェイメタルもヒール・トウのウェイト交換でフィーリングを微調整できる設計となっています。組み合わせは膨大で、自分一人でベストを見つけるのは非常に困難です。だからこそ、知識と機材を備えた専門店でのフィッティングが重要になってきます。
最近ではゴルフ系YouTuberとのコラボ動画も話題になっており、タイトリストGTSへの注目度は日に日に高まっています。「気になっているけれど、自分にはどのモデルが合うのか分からない」という方こそ、フィッティングを体験してみる価値があるはずです。
FROG GOLFには、GTSドライバー・フェアウェイメタルの現物がすでに入荷しています。話題の「PRGRサイエンスフィット」やFlightScope社の「X3」といった高精度機器を使い、お客様一人ひとりのスイングを正確にデータ化。それをもとに、最適なヘッド・シャフト・ウェイトの組み合わせを提案しています。
大手ゴルフ量販店で長年店長を務めた経験を持つ小岡さんが、丁寧にカウンセリングしながらフィッティングを行うため、感覚的な悩みも言葉にしやすいのが魅力です。長年プレーされているベテランの方はもちろん、ゴルフを始めて数か月の初心者の方にも自信を持っておすすめできます。
小岡さん:
「ヘッドだけでなく、ウェイト・シャフト・グリップまで含めて、全部組み合わせて選んでいくのがGTSの楽しさです。一発で『これが正解』が見つかるクラブではないかもしれませんが、フィッティングで詰めていけば、本当にその人のためのドライバーになります。気になっている方には、ぜひ実際に打ちに来ていただきたいですね」
8年構想の集大成、タイトリストGTSシリーズ。気になる方はぜひFROG GOLFで、その革新を体感してみてはいかがでしょうか。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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