松山市駅から徒歩3分、開業21年目を迎える花園鍼灸院です
当院は女性の院長が一人ひとりの身体の悩みに対して、東洋医学に基づいた施術を行っています

さて、皆さん、鍼灸の治療を受けたことはありますか？

　ある調査によると、特定の1年間を調査したところ、鍼灸の施術を受けた事のある人（受療率）は5〜7パーセントとのことです。
　さらに日本国民が生涯一度でも鍼灸を体験したことがある人というは、全体で2割〜3割との程度だろうとの推測がなされています（それを多いと見るか、少ないと見るかは様々ですが）


　食事、睡眠、適度な運動を心がけていても、時に起こる不調に対して、鍼灸で楽になるってことはよくあるのですよ（私も自分の不調に対して鍼やお灸をします）。

　もちろん
病院でさえ、全ての病を完治させることが困難なのに、
鍼灸だったら完治できるなんてこと、言えるはずもありません。

　病院でなかなか良くならない症状は、実際に完治や寛解が難しい症状なのです。
それでも症状と付き合い、コントロールするために通院なさると思います。

　鍼灸院のご利用もそれと同じで、もっとも求められるのは
「そのままでは苦痛な症状を少しでも和らげ、快適に過ごす」ことではないしょうか？

　ただ病院と違うのは、
鍼灸院は日頃の軽い不調の段階からアプローチ（東洋医学で言う「未病」への対応）ができるところだと思います。


　ところで当院では
鍼灸を始める方に「投薬をやめてください」とは申し上げません。

　理由は私が鍼灸師でお薬の専門家ではないこと、
そしてそもそも「できればやめたい」とご本人が思っている投薬について何かしら言うことで、
心理的負担を加え、鍼灸の施術効果に影響を与えたくないためです。

　ただ、鍼灸施術を重ね、一つ一つ効果を積み上げてゆくことで
使用されていた薬による副作用が楽になった、というご感想はよく頂いています。

　また、「腰痛を楽にするために受けていたのに、よく眠れるようになった」
というような、他の効果が現れることもあります。

　病院とは違うアプローチ、体の病の捉え方を、鍼灸師はしているからなのですね。
（鍼灸院によって施術方針の立て方や、施術方法は異なりますが）

　きちんと症状を把握して、施術方針をたて、施術が行える鍼灸院がもっと増えて、
鍼灸の受療率が増えたら嬉しいなと思います。