こんにちは花園鍼灸院です
1月も半ばを迎えようとしています
そろそろ春先から体調を崩される方に向けてセルフケアのご案内をはじめたいと思います
次の季節に移るまでの18日間を「土用」と言いますが、この時期は体調が崩れやすくなります
今年は1月17日から立春までが「冬の土用」ですので今ぐらいからのケアが特に大切です
因みに先日の「愛媛新聞カルチャースクール」でご案内した「こころの準備」のためのセルフケアは4~5月くらいになると本格的に気分が不安定になる
方のためのものでしたがこちらも今ぐらいからはじめるといいですね
細かいことは、脈をみて決めないと難しいところがありますが、皆様には「おうちでできること」「自分でできること」に焦点を当ててご紹介したいと思います
そう、細かいことは言いません
どんなことから「体調がおかしいな」と気がつきますか?いくつか例を挙げてみましょう
①冷えに関すること(食欲がない、どこかに「動かせば楽になる」痛みがある、便秘がちである、夜中に度々トイレに行く)
②のぼせに関すること(モノが見にくい、ふらつく、聞こえにくい、かゆい、など肩から上に症状が集中している)
各内容にはすべて「最近」という言葉をつけてみてください。例えば「最近、食欲がない」、「最近、モノが見にくい」という感じです。人と比べるのではなく、あくまでもご自身の普段の状態が基準となります。
あるいは「特に最近、何か変わったことはないなあ」という方であれば、春先に起こる症状からセルフケアの内容を検討する、という方法もあります
①どちらかというと気分は落ち込み、食欲がなくなり、体を(感覚として)重く感じ、睡眠が継続しにくくなる
②どちらかというと気分にはそれほど変化がないが、花粉症や各種アレルギー症状がでてくる
いずれの①も「今の冷え(軽い冷え)を解消すること」を目的にセルフケアを、いずれの②も「時間が経過した冷えを解消すること」を目的としたセルフケアをご紹介したいと思います
①も②もある、という方は、どちらの症状が早く始まっているか、を基本に考えてみてください
まずおすすめするのは、①の方は三陰交(さんいんこう)、②の方は足三里(あしさんり)からしてみてください。せんねん灸であれば1~2つです
ツボを意識したお灸は「気のめぐりをよくすること」が目的です
「そのお灸の熱でその部位だけを温めること」が目的ではありませんので、「なかなか温かくならないな」とたくさんすえないようにしてくださいね
そして②の方で皮膚が乾燥している方は、今のうちからの保湿を強力におすすめします!