まいぷれ五・七・五
7月の「無人駅句会」は8名が参加しました。今回は東氏が選句した8つの俳句をご紹介いたします。
合歓の花は渓流沿いによく群生が見られる。ドライブ中でも車を止めて見たくなる。あの優しそうで可憐な合歓の花は、しみじみと見れば見るほど癒される。連れ合いにでも声を掛けたのだろうか、その声は沢の音に紛れ込み沢の風となってしまった。ほのぼのとした優しい句だ。
蜥蜴はは虫類で少々不気味だが、青蜥蜴は虹色の光彩を放ち気品があると思う。小さいが故にそう思うのかもしれない。コモドドラゴンあたりになると気品があるなんて言ってられない。ぞっとする。先ず逃げる。この句に戻ろう。池の周りの石の上にでもいるのか、ちょっとお澄ましだ。蜥蜴の尻尾切り、とか言って、危険を感じると尻尾を残して逃げていくのが蜥蜴だが、この青蜥蜴君悠々と去っていった。石の上には何もない、ただ光彩の残像が残るのみ。表現として「汚るるもののなし」は少し斜に構えた感あり。名句になる二歩手前です。
気持ちはわかるが、「ここなら長生きできそう」はだらだらと説明になってしまった。「モネの睡蓮」でやっと俳句らしくなったか。高知の北川村の「モネの庭」を想像するが、この場所に居ると落ち着く事は確かだね。
何処か任侠物の映像が流れてきそうだ。「夏燕」が比喩ならばの話。燕は二度孵化をするという。一番巣立ち二番巣立ちで、頃合いを見計らって秋には日本を去る仕掛けだ。また来年には同じ場所に戻ってくるから可愛いではないか。人情はあるよ。
カレンダーへの書き込みは、六月は行事もないし少ないと思われるが、どっこい個人的に色々とあるのだ。梅雨時のアンニュイさ、淡々として日常的な書き込みは六月が非常に的を得てると思う。句としては「切れ」が弱いが佳い句だと思う。
梅酒とか梅干しを漬ける時候なのだろう、デパ地下にも新鮮な青梅が山積みだ。エレベーターのドアが開いた瞬間梅の香りが押し寄せてきたのだろう。その一瞬を捕らえた句。「デパ地下」とか「自動ドア」とか明治にはなかった。
亜蘇さんは今回は珍しく不調でした。この句も平凡。「峡の闇」で「夏の灯」は付き過ぎたな。「ひとつ」も何てことはないし、わさび抜きの鮨でしたね。
自句自解だが、「アガパンサス」と「ビートルズ」の取り合わせがうまくいったと思う。ビートルズの初来日はX年六月二十三日頃(不確か)だったか?とにかくあの日は日本列島、ビートルズ一色といっても過言ではない。「アガパンサス」、派手な花ではないが、近頃至るところでよく見かけるようになった。
(東英幸記)
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